実写版 火垂るの墓
2008 年 6 月 18 日 水曜日『火垂るの墓』は野坂昭如の小説が原作で、スタジオジブリで制作された同名のアニメが有名だ。アニメの監督・高畑勲は、アニメならではの精緻なリアリズムで野坂の原作を不朽の名作に仕上げた。そんな名作の実写ということもあり、母親役として松田聖子、幼い2人を預かる意地悪な未亡人役として松坂慶子という豪華なキャストが出演している。
今回、完成披露試写会を迎えた本作だが、もともとは『紙屋悦子の青春』(2006年)などを監督した名匠・黒木和雄がメガホンを取る予定であった。幼少を満州で過ごした経験を持つ黒木は『父と暮せば』(2004年)、『TOMORROW 明日』(1988年)、『美しい夏キリシマ』(2002年)の戦争三部作と呼ばれる名作を遺しており、本作にも意欲的だった。しかし、2006年に脳梗塞で倒れ、作品を撮ることなく75歳で急逝してしまった。そこで、黒木を師と仰ぐ日向寺太郎が跡を継ぐ形で、監督を務めている。
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