セント・オブ・ウーマン/夢の香り
2008 年 7 月 1 日 火曜日感謝祭の前日、名門高校に奨学金で入学した苦学生、チャーリーは同級生たちによる悪質なイタズラを目撃し、校長から犯人たちの名前を教えろと要求され、もし答れば超一流大学への推薦もしてやると誘惑される。
同じく犯人を目撃していた同級生ジョージは、裕福なボンボンであるのをいいことに、『犯人の姿はよくわからなかった』という嘘デタラメの答えを言って解放されたのに対し、チャーリーは奨学生であるため校長の要求を呑まざるを得なかった。校長の要求を断ること=退学を覚悟することだった。
しかし、同級生を売り飛ばせば学校での自分の立場はなくなってしまう。途方に暮れるチャーリーに校長は感謝祭が終わるまでに答えを用意しておけと言った。チャーリーは同級生を売るか、黙秘して退学するかで苦悩する。そんなところに、ジョージを初めとした同級生たちは釘を刺した。
感謝祭の週末、故郷へ帰るための旅費を稼ぐためチャーリーはアルバイトに出る。そのアルバイトとは、盲目の退役軍人フランク・スレード“大佐”の世話をすることだった。とてつもなく気難しく、周囲の誰をも拒絶し、一人離れで生活する中佐にチャーリーは困惑するが、たかが世話をするだけ、とたかをくくっていた。しかし、なんと中佐はチャーリーをニューヨークに強引に連れ出し、とある“計画”の手助けをしろ、という。その“計画”とは……。
人生に悲観し、ふて腐れた孤独な盲目の退役軍人が、自分で自分の首を絞めることになる心優しい青年に支えられ、やがて自分の人生を見つめ直し新たな希望を見出すまでを描いたヒューマンドラマ。
アル・パチーノのまったく瞳を動かさない壮絶な演技と、ガブリエル・アンウォーとのダンスシーンが印象的。
