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レオン(Léon)

2008 年 8 月 8 日 金曜日

レオン(Léon)ニューヨークチャイナタウンに程近いイタリアン・レストランで殺し屋のレオン(ジャン・レノ)が元締めであるトニー(ダニー・アイエロ)から仕事の依頼を請けていた。ターゲットは最近トニーのボスであるモリッツォのテリトリーを荒らしている新興ギャングのボスで、毎週火曜日にニューヨークに訪れていた。トニーがレオンに火曜日の予定を聞くとレオンは火曜日は自由だ、と答えてコップ一杯の牛乳を飲み干し、自分のアパートへと戻っていった。アパートに戻ると吹き抜けになっている階段で隣室に家族と共に住む少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)が煙草を吸っていた。彼女は後ろを通り過ぎようとしていたレオンにハイ、と挨拶をし、レオンは振り返った。マチルダの顔にはやけに新しい痣があり、彼女はそれを隠そうと顔を背けた。レオンがどうしたのか、と尋ねると彼女は自転車で転んだだけと主張した。

翌火曜日、レオンのターゲットがいつものように部下を引き連れてニューヨークにやってきていつものホテルで部屋を取った。ホテルの部屋では少女娼婦が 彼を待っており、彼は部下に一時間だと伝えると人払いさせ、少女娼婦とベッドを共にした。一時間後、事が済んでベッドの上で寛(くつろ)いでいたボスに一 階で警備をしていたトントから無線連絡が入り、トントは客が来た、これから上に向かうと言うと無線からは耳を劈く音が聞こえて音は途絶えた。ボスは慌てて 裸にバスローブを羽織り、別室で待機していた部下に危険な客が来たと告げた。途端に部下は全員臨戦態勢を取り、一部の部下は慌てて麻薬をアタッシュケース に詰め込んだ。新興ギャングの抵抗空しく部下は全て皆殺しにされ、一人残され切羽詰ったボスが慌てて警察に連絡しようとすると背後から首元にナイフの刃が 当てられた。レオンはボスに今すぐ電話を切り、この番号に電話を掛けろと指示をした。電話の相手モリッツォはもう2度とこの町に戻ってくるなと警告し、レ オンにもう2度とこの町には戻ってこないと誓わせた後で開放しろといって電話は切れた。レオンはボスに誓わせると彼を解放し、ホテルを後にした。

レオンがアパートに戻ると隣室では激しく言い争う声が聞こえ、マチルダはまた吹き抜けの階段で煙草を吸って父親と客人との言い争いが終わるのを待っていた。マチルダの父親は麻薬の売人で、麻薬を卸しているボスから100%のコカインが お前に預けたら90%に落ちていた、くすめたのか、と詰問されていた。客人は明日の正午までに消えた10%のコカインを探し出せといって部屋を後にし、父 親が部屋から出てくるとマチルダは慌てて煙草を放り投げ、代わりに飴を咥えた。だが勿論臭いは誤魔化せず、父親は煙草を吸うなといってマチルダを平手打ち にして部屋の掃除をしろ、と怒鳴りつけた。

翌朝、マチルダは腹違いの姉に私の時間だからテレビを見せてと頼むとダイエット目的のエアロビクス番 組を見ていた姉はチャンネルと変えたら殴ると言い放ち相手にはしなかった。起きてきた義母に姉がテレビを見せてくれないと訴えるが義母は相手にせず、やる 事が無いなら買い物に行ってきてと言うだけだった。弟が起きてくるとマチルダは彼を優しく抱き締めた。マチルダにとって冷淡な家族の中で弟だけが可愛かっ た。洗面所に入った義母に父親は今日やばいんだ、仕事休んで家にいろと頼んだ。いつまでもテレビを見せてくれない姉に苛立ったマチルダはリモコンでチャン ネルをアニメに変え、姉は怒り来るって逃げ出したマチルダを追いかけた。お姉ちゃんが苛める、と義母と父親に泣きつくと2人は洗面所で情事の真っ最中で、 ドアを閉めろと叫ぶだけだった。姉はドアを閉め、マチルダを拳で何度も殴りつけ、チャンネルと奪うとエアロビクスを再開した。その時両親の部屋で電話が鳴 り、父親に怒鳴りつけられて電話に出ると電話の相手はマチルダが放り込まれた私立校の事務員で、このまま学校の寮に戻らないと納入された学費は全て没収さ れると告げた。母親を装ったマチルダは事務員にマチルダは死んだと告げて電話を切った。今日は仕事の無いレオンが映画館で映画『雨に唄えば』 を観てアパートに戻ると、マチルダは階段ホールで泣きながら鼻血をたらしていた。レオンはこれを、といってハンカチを差し出し、マチルダはそれを受け取る とレオンに大人になっても人生は辛いのか、と尋ねるとレオンは辛いと答えた。部屋に戻ろうとするレオンにマチルダはこれから買い物に行くからレオンがいつ も買っている牛乳2パックを買ってこようか、毎日買っているでしょ、と尋ねるとレオンはそうだと答え、満面の笑みを浮かべてマチルダは買い物に出掛けた。 その頃マチルダの父親のボスが部下を引き連れてマチルダ一家が住むアパートの部屋を訪れ、ボスであるスタンスフィールド(ゲーリー・オールドマン) は興奮剤を噛み砕き、俺がベートーヴェンを演奏してやろうとマシンガンを手に取り、マチルダの父・母・姉そしてマチルダ最愛の、4歳の弟まで無残に殺して いった。レオンはその様子をくりぬいた玄関ドアのキーホールから注意深く観察し、そして家族が皆殺しにされた頃買い物から戻ってきたマチルダに気付いた。 マチルダは何食わぬ顔で自宅前を通り過ぎ、レオンの部屋のドアベルを鳴らした。レオンは躊躇しながらもドアを開けてマチルダを迎え入れた。レオンの部屋の 中でマチルダはレオンの仕事道具、銃器を発見してレオンの仕事を悟った。家族に対して憎しみを露にしながらも泣くマチルダに何故泣いているのかとレオンが 尋ねると、マチルダはまだたった4歳の弟まで殺されたと訴えた。

翌日、マチルダが紙に書いてレオンに殺し屋にして欲しいと頼むが、レオンは戸惑った。マチルダはレオンが英語を読めない事を悟り、口でクリーナー (殺し屋のスラング)になりたいと頼むと、レオンはいくつかの銃を渡して自分で勝手にやれ、と言い放った。業を煮やしたマチルダは銃に弾を込め、窓から外 に向かって乱射した。たちまち窓の外からはけたたましい車のブレーキ音や叫び声が聞こえ、マチルダは空になった銃をレオンの目の前に置いてこれでも私はク リーナーになれないかと、凄んだ。レオンは慌ててアパートを引き払い、マチルダと共に別のホテルに移動した。レオンは元締めであるトニーにライフルを頼 み、ライフルからマチルダに殺しの技術とマナーや自分のポリシー、女と子供は殺さない、を教え込んだ。ライフルセントラルパーク内をジョギングする要人らしい男をペイント弾で狙撃し、銃の仕組みを覚えさせ、毎日の筋トレを課した。